澎湖では台湾の他の地域と同様に、台湾ドル(台湾元)以外の通貨は使用できません。
しかし澎湖は今まで外国人観光客の少ない場所だったこともあり、外貨両替に対応している場所がかなり少ないです。そのため、澎湖に来てから台湾ドルが足りなくなったというトラブルをよく聞きます。
ここでは澎湖に行く前に絶対に知っておきたい両替事情についてまとめていますので、ぜひ一度目を通していただきたいと思います。
目次
澎湖に来る前に外貨両替を済ませるのがベスト
澎湖では、ホテル・全国チェーンのお店・土産店・旅行代理店などでクレジットカードや電子マネーが使えます。
一方、個人経営の民宿・レストラン・小売店・タクシーなどでは使えないことが多いため、現金の準備が必要です。しかし澎湖は台湾本島と異なり、両替できる場所は多くありません。
ぱな@澎湖の猫
澎湖空港では両替はできません
澎湖空港は国際空港ですが、海外からのチャーター便の到着時以外は空港内に両替所はありません。
また空港外にも両替所はなく、両替サービスのあるホテルもごく少数です。そのため、現金は澎湖に行く前に準備しておきましょう。
台湾到着時に桃園・松山・台中・台南・高雄の各空港で両替するのが、時間もかからず手数料も安いので一番おすすめの方法です。
【おすすめ】飛行機で澎湖に行く方法(台湾の国内線)台湾本島の空港内両替所の手数料
台湾の空港内両替所(臺灣銀行または兆豐國際商業銀行)の手数料は1回30TWDです。
空港内の郵局(郵便局)は両替手数料が1回100TWDで、臺灣銀行と郵局はレートもよくないので、兆豐國際商業銀行カウンターでの両替がおすすめです。
日本の銀行や空港での両替は最もレートが悪いのでおすすめしません。
国際クルーズ船で澎湖に来る場合
外国からクルーズ船で直接澎湖に来る場合、この後に説明するATMでの現金引き出しがおすすめです。
台湾以外の国で日本円から台湾ドルに両替すると、日本円→現地通貨→台湾ドルと二重に両替されるため、レートや手数料で不利になります。澎湖に行く前の国では、最低限の金額のみを両替するのがよいでしょう。
船で澎湖に行く方法澎湖の銀行・郵便局での両替
銀行・郵便局共に、両替の際には身分証(パスポートや台湾の居留証など)が必要です。旅行者向けのサービスではないので、基本的に日本語や英語は通じないと思ってください。
両替のできる都市銀行
澎湖に4つある都市銀行(📍臺灣銀行澎湖分行 / 📍第一銀行澎湖分行 / 📍土地銀行澎湖分行 / 📍玉山銀行澎湖分行)では日本円やその他の通貨から台湾ドルへの両替が可能ですが、手続きにやや時間がかかります。
両替手数料は臺灣銀行と土地銀行は無料、第一銀行と玉山銀行は1回につき100TWDです。
(第一銀行は手数料無料と書いてあるサイトがありますが、2019年現在は手数料が発生します)
手数料とレートの関係はその時々で変わりますが、例えば1万円くらいの両替であれば、レートが悪くても手数料なしの銀行の方が得なことが多いです。
両替のできる郵便局
郵局(郵便局)での両替は📍馬公中正路郵局と📍馬公中華路郵局のみ対応しています。レートはあまりよくありませんが、営業時間が都市銀行より長く、手数料不要で、利用者も少なく比較的スピーディーなので、少額だけ両替したい時に便利です。
ATMでの現金引き出し
澎湖でも台湾本島と同様にATMは沢山あるので、現金が足りなくなった場合は台湾ドルを引き出すことができます。
クレジットカードでの海外キャッシング
クレジットカードでの海外カードキャッシングは、あらかじめ現金を持ち歩きたくない人や、現地で必要な分だけ引き出したい人におすすめの方法です。詳細についてはクレジットカード各社にお問い合わせください。
短期滞在の場合は帰国後すぐに繰上げ返済をすることで金利を抑えられます。手数料はカード会社やATMにより異なりますが、実際にはかからないことが多いようです。
ぱな@澎湖の猫
他の方法に比べてレートが良いため、澎湖含む台湾では、クレジットカードでのキャッシングが最も手数料が安くてお得な両替方法です。
台湾ではVISA・マスターカードが主流です。JCB・アメリカンエクスプレスも対応していますが、使えない場合に備えて、2〜3種類の違うブランドを用意しておいた方が良いでしょう。
海外対応キャッシュカード(デビットカード)
クレジットカードを持っていない人や長期滞在の方は、海外ATMで使えるキャッシュカードまたはデビットカードをあらかじめ準備しておくのがおすすめです。
特に長期滞在の場合、現金や海外キャッシングだとこのような問題があります。
- 澎湖では外貨両替できる場所が少ない
- 入出国時に現金の持ち込み制限がある(10万台湾ドルまたは1万USD相当以内)
- そもそも現金を大量に手元に置くのは不安
- カードキャッシングはすぐに返済しないと利息がかさむ
キャッシュカードの場合は現金引き出しに所定の手数料が発生しますが、返済までの金利が発生しないため、キャッシング以外にATM引き出しができる方法として覚えておくとよいでしょう。
ちなみに海外送金は現地銀行口座の開設が必要な上、手数料が1回につき数千円発生します。また着金までに1〜2週間以上かかることがあり、電話番号や住所がないと送金できないため、居住者でないと難しいでしょう。
【写真で見る】コンビニATMでの現金引き出し方法
ATMは銀行・スーパー・コンビニ・その他公共施設等にありますが、ここでは例として澎湖のセブンイレブン店内にある中國信託銀行ATMでの現金引き出し方法を説明します。
1⃣右上にある卡片出入口にクレジットカードまたはキャッシュカードを挿入します
2⃣預借現金/跨國提款を押します
3⃣カードの暗証番号を入力します
4⃣引き出したい金額をテンキーで入力するか、左側のボタンから選びます
5⃣明細を印刷する場合は僅印明細票、しない場合は不列印也不顯示を押します
6⃣カードを受け取ります
7⃣現金を忘れずに受け取ります
澎湖での台湾ドル両替まとめ
上記を踏まえて、澎湖での日本円の両替はこの順番で行うのがおすすめです。
- 澎湖に着く前、または台湾入国時に空港で現金を両替しておく
- 2万円以下の少額現金であれば、馬公中正路郵局か馬公中華路郵局で両替
- ATMで台湾ドルを引き出す場合は、クレジットカードで海外カードキャッシング。カードブランドは複数用意する
- 長期滞在の場合は、上記に加えて海外キャッシュカード(デビットカード)や海外旅行用プリペイドカードの準備を検討する
ぱな@澎湖の猫
特に質問ではないのですが、
8月末から澎湖岛に2ヶ月ほど滞在します。
両替やお金事情を知りたくてこちらにたどり着きました。
わかりやすい情報で役に立ちました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。お役に立ててなによりです!
大きな変更はありませんが、最新情報にあわせて少し書き換えましたので、よろしければご参考になさってください。