ポンフーといえば、青い海と白い砂浜と広い空が広がる美しいビーチ!
澎湖は四方を海に囲まれている離島のため、砂浜は沢山ありますが、海水浴用の設備のあるビーチはあまり多くありません。着替える場所やシャワーがなく水着のまま移動するのは、移動手段を持たない観光客だとちょっと難しいですよね。
そこでこのページでは、初めて澎湖を訪れる人にもおすすめの「海水浴や砂遊びができるビーチ」をご紹介します。全て入場無料で公共のトイレ・シャワー・更衣室を利用できるので、安心してお出かけください。
ぱな@澎湖の猫
目次
澎湖本島(馬公市・湖西・澎南)でおすすめの海水浴場
海水浴や水遊びができる更衣室・シャワー完備のビーチは①馬公市中心部②澎南と呼ばれる馬公市郊外南部エリア③澎湖空港のある湖西エリアに集中しています。このページでは、ビーチ周辺の商店・飲食店・公園などの施設を含めてご紹介します。
觀音亭親水遊憩區(馬公市)
海水浴ができるような水のきれいなビーチは、市街地にはないのでは?と思われるかもしれませんが、意外にも澎湖で一番栄えている馬公市の中心、観音亭(クァンインティン)海浜公園内にも海水浴場があります。中心部のホテルから徒歩で移動できるので、短い日程の旅行でも海に触れることができます。
観音亭公園のシンボルであるレインボーブリッジの周囲にも海に入れる階段がありますが、さらに右手の方に行くと砂浜があり、砂遊びや浅瀬での水遊びができます。ただし都市型公園の一部のため水着の人はあまりおらず、リゾート感を求める場合には不向きかもしれません。
観音亭公園は散歩や夕日を眺めるのにも絶好の場所です。夜になるとレインボーブリッジが点灯し、一日中どの時間帯でも美しい風景が楽しめます。本格的な海水浴を楽しむには物足りないかもしれませんが、ちょっと海に入りたいという時のビーチとしては最適です。
砂浜の近くに、更衣室・シャワー・ロッカーが一緒になった建物があります。トイレの外には、手洗い場と足洗い場も併設されていてます。
建物内には、無料の給水機も設置されています。台湾では水道水を直接飲めないため、水飲み場は日本のような噴水タイプではなく、ボトルやコップに注いで飲むウォーターサーバータイプが主流です。水筒や空のペットボトルを持ち歩くと便利ですよ。
観音亭から一番近いコンビニは、バスターミナルにある📍ファミリーマート(全家澎湖民族店)で、海水浴場まで徒歩10分ほどかかります。日焼け止めや飲食物は公園内では売っていないのでご注意ください。
山水沙灘(馬公市郊外)
山水沙灘(サンシュイサータン)は、澎湖の中でも風光明媚で人気のビーチです。台湾の結婚写真の屋外撮影や映画のロケにもよく使われます。
馬公市内のホテル、例えばシェラトン ポンフーからだとタクシーで15分程度、片道280TWD程度で行けます。周囲には個性的で綺麗な民宿も多いため、海水浴がメインなら山水に宿を取るのがおすすめです。
澎湖のホテルを探すときにおすすめの予約サイトビーチのすぐ近くに、無料の更衣室・トイレ・シャワーがあります。更衣室・シャワーはオンシーズンの7:00〜20:00まで利用できます。
足洗い場は海のすぐ前にも設置されています。また、すぐ近くにある山水上帝廟前にも、大きめの公衆トイレが新設されました。
海に面した堤防にはベンチが並んでいるので、海を眺めて過ごすのにも最高の場所です。
日中は近くに軽食やドリンクを売る店が出ていることもありますが、コンビニやスーパーはないのでご注意ください。最寄りのコンビニは📍7-ELEVEN 鎖港店で、徒歩だと20分ほどかかります。
嵵裡沙灘(馬公市郊外)
嵵裡沙灘(スーリーサータン)は、毎年ポンフーで開催されるトライアスロン大会の「ironman」のスイミング競技会場にも使われる、広くて美しい砂浜です。
嵵裡沙灘の周囲はお店が少ないので、食べ物・飲み物は持参していった方が良いです。今後はカフェがオープンするようですが、現在は不定期営業のようです。
足洗い場は10TWD/人、シャワーは30TWD/人です。建物の中にトイレがあります。
嵵裡沙灘にあるポセイドン・ウォーター・スポーツ・クラブでは各種マリンアクティビティを提供しており、KKday経由で日本語で予約が可能です。
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最寄りのコンビニは📍7-ELEVEN 井垵門市で、徒歩20分ほどの距離です。
隘門沙灘(湖西郷)
隘門沙灘(アイメンサータン)は澎湖空港から最も近いビーチで、マリンアクティビティやBBQレストランのある陽光沙灘俱樂部が併設されており、澎湖本島の中で最もバカンス感を楽しめるビーチです。
デッキチェアやパラソル、またビーチバレーのコートや木陰の木製ブランコなど、マリンリゾートらしい設備が無料で使えます。
右側が遊泳エリア、左側がバナナボートや透明カヌーなどのマリンアクティビティができるエリアに分かれています。
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この水の透明感、どうですか?こんなに美しいビーチなのに、人でいっぱいになることはまずありません。
観光客だけでなく、地元の人もよく訪れる場所です。
トイレ・更衣室・シャワーが無料で利用できます。
オンシーズンは、BBQレストランがオープンします。空港からは徒歩だと20分ほどかかりますが、タクシーだと4分程度(120TWD前後)で到着します。澎湖空港には大型ロッカーがあるので、到着してすぐにスーツケースを預けてタクシーに乗れば5分で海に飛び込むことだってできちゃうかも!?
隘門沙灘と林投金沙灘の最寄りのコンビニは📍7-ELEVEN 永興順門市で、いずれも徒歩15分ほどかかります。
林投金沙灘(湖西郷)
林投金沙灘(リントウジンサータン)は、隘門沙灘の北側に続くビーチで、名前の通り金色がかった砂の色が特徴的。緑豊かな林投公園(リントウゴンユェン)に隣接しています。
林投公園の中にあるカフェ、及林春咖啡館(ジーリンチュンカーフェイグァン)に隣接するウッドデッキから、ビーチに出られます。コーヒーを飲みながら気まぐれに海に入るのもいいかも。
北側の一番端には景観レストランの白灣(バイワン)があり、こちらもレストラン内のデッキを通ってビーチに出られます。
白灣から海を望むビーチには、写真映えするスポットが沢山あります。
最近は、夜になるとLEDでライトアップされる貝殼教堂(貝殻チャペル)もできました。夜になると周囲が暗いので、建物から少し離れるだけで綺麗な星空を眺められます。
白灣レストランの敷地内には、自由に使えるシャワーとトイレがあります。また及林春咖啡館・白灣ともにwi-fiも提供しています。
食事やティータイムとビーチを組み合わせるなら、林投金沙灘で半日〜1日過ごすプランがおすすめです。
澎湖のビーチは基本的に近くに飲食店がなかったり、あっても行ってみたら開いていなかったということがよくあります。その点、及林春咖啡館と白灣はFacebookページで営業スケジュールを公開して予約を受け付けているので、スケジュールが組み立てやすいです。どちらも人気店なので、ランチタイムやディナータイムは予約が必須です。
白灣レストランの詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。
白灣景觀餐廳|海辺の絶景レストランは昼も夜もフォトジェニック!空港からの距離はタクシーで5分程度(125TWD前後)なので、飛行機の往復チケットさえ取れれば台湾本島から日帰りで丸一日ビーチだけを満喫することも可能です。
海水浴におすすめのシーズン・時間帯
澎湖にはオンシーズンとオフシーズンがあり、海水浴に向いているのはオンシーズン(4月〜9月)のうち4月の気温の高い日と5月〜9月です。オフシーズンは気温が下がり強風で海が荒れるため、遊泳には向いていません。
オンシーズンは日差しが非常に強く曇りの日でも紫外線量が多いため、できれば11時〜16時ごろは直射日光に当たらないようにした方が良いでしょう。地元の人は暑くない早朝や夕方に泳ぐことが多いです。
澎湖のベストシーズンや天候について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
澎湖旅行のベストシーズン(オンシーズンとオフシーズンについて)澎湖の気候・現在の天気ポンフーの海水浴場で注意したいこと
澎湖の海水浴場には、基本的に監視員や遊泳エリアを区切るブイなどの安全施設はありません。海に入る際は天候や波の状態を見て、ご自身で十分注意してください。
記事内で紹介したレストラン以外、ビーチ内には日本でいう海の家のような飲食店や商店はありません。水着・ビーチサンダル・浮き輪・タオルなどは近くのコンビニで調達できる場合もありますが、いずれもビーチから遠いので事前に街中で入手しておいた方がよいでしょう。
澎湖でのショッピング澎湖の日差しは非常に強いので、帽子・上着・日焼け止め・サングラスなしだと熱中症や日射病、目へのダメージや皮膚の火傷が発生することがあります。日光対策は万全に行い、必ず飲用水を持ち歩き水分補給を行うようにしてください。
ぱな@澎湖の猫
ビーチへの交通手段は行き方と交通案内のカテゴリーをご参照ください。