日本人にとって、ポンフーは「日本語が通じにくい」「公共交通が発達していない」「最新情報が入手しにくい」という、台湾の中でもちょっと特殊な観光地です。
そもそも外国人観光客が少ないこともあり、日本人特有のニーズに完全対応できるホテルはごくわずかなのです。
ぱな@澎湖の猫
ポンフー在住の日本人宮坂大智(ダイチ)さんが経営する「起點旅行」と「ヒアB&B」は、そんな悩みを一気に解消してくれる高評価のゲストハウス。
馬公バスターミナルや離島観光船の港も近く、繁華街も徒歩圏内。現地の言葉がわからない人でも安心して澎湖への旅行が楽しめます。
澎湖のバス(台湾好行バス・ツアーバス・路線バス) 澎湖のさらに離島(望安・七美・吉貝・南方四島・その他)に行く方法 澎湖の観光マップまたダイチさんはプロの日本人ガイドでもあり澎湖の観光事情に詳しいため、ガイドツアー・現地ツアーの依頼やレンタカー・レンタルバイク手配、また旅行計画のアドバイスも無料で可能とのこと。
「起點旅行」「ヒアB&B」ともに、澎湖で唯一の日本人オーナーの合法旅館(澎湖県政府が認可した宿)なので、何かあった時にも安心・安全な頼れるゲストハウスです。
目次
起點旅行(はじまりのゲストハウス/D.C.INN)
起點旅行は馬公市内の中心部、文化路という道に面しています。
5階建ての建物のうち1階が入り口、2階が共用スペースになっています。
共用スペース(1階と2階)
元々個人宅だったものを民宿に改装した建物だそうなので、一般的なホテルとの違いを見ていきましょう。
1階は玄関になっていて、ここで靴を脱いでスリッパに履き替えます。エレベーターはありませんが、大きな荷物がある時はスタッフの方が手伝ってくれます。
2階は受付カウンターとテーブル・椅子・ソファーが並ぶ共用スペースになっています。
澎湖の地図やガイドブック、無料のミネラルウォーターや食器などが用意されています。通称早餐街(朝食通り)と呼ばれる「文康街」まで徒歩1分なので、朝食はテイクアウトしてここで食べるのもよさそう!
このテーブルは電気用のケーブルドラムを再利用したもの。ダイチさんお手製だそうです。
2階には共用の冷蔵庫やキッチンもあります。
外で買ってきたものを調理したり、食器を洗ったりできます。
隣には共用のシャワーとトイレもあり、チェックアウト後に借りることも可能です。
環境保護のために使い捨てのアメニティーは減らしているそうですが、持参していない場合は貰うこともできます。
最上階には澎湖湾方面に向いているベランダがあるため、観音亭で花火がある日はここから花火鑑賞ができるそうです!
【2023年4月〜6月】澎湖国際海上花火フェスティバルの最新情報客室(ダブル・4人・6人・ドミトリー)
客室はダブルルーム・4人部屋・6人部屋・女性専用ドミトリー(定員8人)の4種類があります。
定員2名だけど一人で贅沢に泊まるのもアリなダブルルーム。青空をイメージした天井がステキです。天井が高めで開放感があります。
ソファー・テーブル・TV・化粧台などの室内設備も充実しています。
ダブルルームのバスルームは乾湿分離タイプ。オーナーのこだわりで、澎湖の民宿にしては珍しく全室ともトイレの紙は流せるそうです。
こちらは4人部屋。ロフトベッドの下のクッションフロアのスペースはお子さんに人気だそうです。
テーブル・化粧台・TVといった室内設備もそろっていて、誰かの家に遊びに来たようなリラックスできる空間です。
バスルームは階段の下にあるため斜め天井のレイアウトになっています。
こちらは6人部屋。家族やグループ旅行に最適です。フローリングにマットレス直置きという、床生活の日本人には落ちつくレイアウトです。化粧台・TVがあります。
バスルームは乾湿分離タイプで、他の部屋と同じくシャワーのみのタイプです。
女性専用ドミトリーは最大8名が泊まれる広さです。フロアの中央はスーツケースを広げるのに十分なスペースがあります。
各ベッドには遮光カーテンがついています。個人のベッド以外に室内バスルーム・鍵付きの個人ロッカー・コート掛けといった設備があります。
澎湖の交通至便な場所のドミトリーはとっても希少!女性の一人旅や費用を抑えたいバックパッカーに特におすすめです。
共用バスルームが室内にあるため、いちいち外に出なくても良いのが嬉しいです。急いでいる時は2階の共用バスルームも使うことができます。
ぱなの感想
ヒアB&B(就這児民宿/Here B&B)
ヒアB&Bは起點旅行と同じく馬公市内の中心部に位置するリノベーション民宿。ポンフーで最も栄えている中正路の横道に位置するため、食事にも買い物にも観光にも便利な場所です。
澎湖の移動手段は基本的にバイクや車。徒歩圏内に食事できるお店が何軒もあるのは馬公市内中心部の限られたエリアのみです。ちょっと飲み物や夜食を買いに行くという時にも立地の良さが際立ちます。
共用スペース(1階)
ヒアB&Bは4階建てのビルの2階から4階が客室、1階が共用スペースになっています。
入り口の控えめなドアからは想像できない広々とした共用スペース。台湾の古いガラス窓をモチーフにしたおしゃれなインテリアが特徴的です。
築年数は経っていますが、防火設備や安全性は澎湖県政府のお墨付き。澎湖には無許可営業(違法)の民宿も多いですが、泊まるならこの金色の看板がある宿を選びましょう。
エレベーターはありませんが、部屋まで上がらなくても1階の広くておしゃれなテーブル席が利用できるのは大きなメリット。買い物や観光の途中で休憩するのにも便利です。
レンガの壁や昔風の木枠窓など、建物のレトロな持ち味を活かした階段や廊下も一見の価値あり!
客室(ダブル・4人・6人)
客室はダブルルーム・4人部屋・6人部屋の3種類で、ダブルルームはバスタブつきの部屋もあります。
バスタブなしのダブルルーム(302号室)はベランダに面した大きな窓から柔らかい光が入る明るい印象のお部屋。
必要なものは全てそろっていて、民宿というよりプチホテルと呼んだ方がしっくりくるかも。
澎湖のリノベーション宿には珍しく、トイレの紙が流せます。これは日本人には嬉しいポイント。
同タイプで別デザインの部屋もあります。こちらの303号室は水回りの床タイルがアクセントになっています。
4人部屋は2種類のタイプがあり、この部屋は窓が小さめでトイレとシャワーが分かれています。
洗面台が2つあるので、朝の忙しい時間にも便利そうです。もう一つの4人部屋(202号室)は窓が大きめで、部屋タイプは予約時にリクエストが可能とのこと。
最上階(4階)はワンフロアに一部屋のみ。上がるのが少し大変ですが、特別感のあるおすすめのお部屋です。
4階にある6人部屋は2つのコネクティングルームに3台のダブルベッドがあります。
入り口のドアを開けて手前側の部屋には2台のベッドとお手洗いがあります。
隣の部屋につながるドアを開けるともう一部屋あり、こちらはベッドが1台。こぢんまりとして落ち着く空間。
さらに奥にあるバスルームの手前にはクローゼットとドレッサーのみのスペースがあります。
メインのバスルームは乾湿分離タイプ。どの部屋も窓から入る自然光と建物自体が持つ雰囲気がマッチしていてとても居心地がいいです。
ぱなの感想
澎湖へ旅行するのに最適な時期は?ベストシーズンをチェックしよう。
澎湖旅行のベストシーズン(オンシーズンとオフシーズンについて)そしてホテルを決めるその前に!まずは飛行機の座席を確保しましょう。
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ひとり旅でも入りやすい澎湖のごはんやさん